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平成31年産小麦 栽培情報 4月号
2019年4月9日
○出穂期は平年並み~わずかに早い見込みです!(4月中旬頃)
2月下旬以降の降雨と気温の上昇に伴い茎数の増加、葉位の進展ともに速度を増しており、適期播種の小麦は平年より2、3日程度進んでいます。3月14日気象庁発表の1か月予報(3/16~4/15)によると、暖かい空気に覆われやすく、向こう1か月の気温は高く、降水量と日照時間はほぼ平年並み見込みの予報です。このため、出穂期は平年並み~わずかに早い見込みです。(出穂期の平年値:さとのそら 11月11日播種の場合は、4月13日頃)品質・収量を高める麦づくりのため、作業が遅れないようにご自身のほ場管理にご留意ください。
ポイント1 「赤かび病防除」の徹底!!
(1)防除時期 ⇒ 出穂始めから7~10日後 開花を確認して直ちに薬剤を散布します。 (その後、降雨が継続した場合、開花10日後に追加の散布をします )
(2)防除薬剤 ⇒ トップジンM水和剤(1000~1500倍液)を60~150ℓ/10a)
ポイント2 ハナマンテン 第二回目の追肥 (出穂期) でタンパク質向上!!
(1)施肥時期 ⇒ 出穂期(適期播種11月10-25日の場合:4月中旬~下旬頃)
(2)施 用 量 ⇒ 窒素成分量 4kg/10a
< 施 肥 例 > 硫安 20kg/10a 又は 尿素 5~9kg/10a
※「ハナマンテン」はパン用品種のため、タンパク質含量12.5%以上を目指します。
ポイント3 「排水溝の補修」が大切!!
今後、大雨が予想されます。湿害による生育不良で収量・品質が決まります。排水溝を補修して、排水路と連結しましょう。