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春を告げる「軟白ウド」収穫スタート

2023年2月20日

JAいるま野管内の入間市で2月中旬、軟白ウドの収穫が始まりました。

「埼玉軟白ウド」と呼ばれるウドは、シャキシャキとした歯触りと独特の香りが特徴で、市場から高い評価を得ています。

収穫は4月上旬まで続く予定です。

60年ほど前からウドを栽培している同市の石川さんは「今年は台風の影響もなく、株が良く育った」と話しました。

石川さんは2022年4月から畑に定植した根株を1月中旬から掘り起こし、暗い室(むろ)の中に移植。18度から20度に温度を管理し、約1カ月間かけて成長させました。

収穫は、地下およそ3.5㍍の室の中から20㌢ほどに育ったウドを丁寧に収穫。

石川さんは「サラダや炒め物などでウドの香りを味わってほしい」と話しました。

同JA管内のウドは、同市や日高市、所沢市で栽培され今年度は全体で約10㌧の出荷量を見込んでいる。首都圏の市場を中心に出荷する他、JA入間農産物直売所などでも購入できます。