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児童が八幡湿地で稲刈り体験
2023年9月22日
所沢市の糀谷八幡湿地棚田で9月15日、児童の稲刈り体験学習会が行われました。
狭山丘陵にある同湿地の保全整備活動に取り組む糀谷八幡湿地保存会のメンバーが主催しました。
同会は農業者の高齢化や担い手不足で荒れた湿地を戻そうと2004年に地元有志が設立。「里山風景」の再興を目指して、周辺の山林や河川の整備に取り組んでいます。
農業体験には、地元の所沢市立三ヶ島小学校5年生55人が参加し、約10㌃の棚田でJAいるま野が提供した「コシヒカリ」の稲を刈り取りました。
水田が少ない同市では、稲刈り体験が初めての児童が多く、稲穂の感触に驚きの声が上がっていました。
同会の水村会長は「猛暑や台風などの影響で棚田の維持管理が大変だったが、真っ直ぐ育った稲を小学生に収穫してもらえて良かった。今年は脱穀機も用意したので、脱穀作業も小学生に体験してもらいたい」と話しました。