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平成31年産小麦 栽培情報 1月号

2019年1月28日

暖冬年は「麦踏み」等の生育コントロールが重要!

12月25日気象庁発表の3か月(1~3月)予報によると、寒気の影響を受けにくいため、向こう3か月の気温は平年並みか高く、降水量は低気圧や前線の影響を受けやすくほぼ平年並みか多い見込みの予報です。

引き続き、暖冬予報に対応した品質・収量を高める麦づくりのため、ご自身のほ場管理にご留意ください。

ポイント1  初期の「排水溝設置」、「雑草防除」が大切!!

(1)必ず排水対策を実施しましょう。

湿害による苗立ちや生育不良で収量・品質が決まります。

排水溝を圃場周囲と圃場内510mおきに掘り、排水路と連結しましょう。

(2)雑草防除を徹底しましょう。

雑草の多発は、生育不良・雑草種子の混入が問題になります。

雑草が残った場合や土壌処理が出来なかった場合は、1月中に茎葉処理剤で防除を徹底しましょう。

ポイント2  「麦踏み」は生育コントロールする重要な作業!!

(1)2葉期が過ぎたら、第一回の麦踏みです。

『分げつ(茎葉数…穂数・収量確保)』を促すために、適宜の麦踏みを実施しましょう。ただし、土が湿っている場合は、麦踏みは避けましょう。

(2)第二回目以降の麦踏みは、前回から2週間以上間隔を空けて実施します。

降霜対策のためにも、効率良く作業ができるように心がけましょう。

ポイント3  収量・品質向上のための第一回目の追肥準備

(1)栽培暦を参考に、茎立期(3月上~中旬)にさとのそらは、窒素成分量4kg/10a

ハナマンテンは、窒素成分量2kg/10a を施用しましょう。