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平成31年産小麦 栽培情報 2月号

2019年2月22日

茎立期は早まる見込みです!(3月上旬頃)

草丈は、乾燥により低く推移している反面、暖冬により葉位はやや進み、茎数はやや多く過繁茂になっています。

2月14日気象庁発表の1か月予報(2/16~3/15)によると、暖かい空気に覆われやすく、向こう1か月の気温は高く、低気圧の影響を受けやすく降水量は並みか多く、日照時間は少ない見込みの予報です。

このため、茎立期は早まる見込みです。

(参考:さとのそら 平年播種1111日の場合、茎立期は314日頃)

品質・収量を高める麦づくりのため、作業が遅れないようにご自身のほ場管理にご留意ください。

ポイント1  第一回目の追肥 (茎立期直前) が早まります!!

(1)さとのそら  ⇒ 窒素成分量 4kg/10a

 追肥の基本は、出穂2週間前ですが、機械散布が困難な場合は、茎立期直前に実施しましょう。

 <施肥例> けやきハイパワーMAX 20~30kg/10a 〔成分比:窒素15(うち石灰窒素4.5)-リン酸3-加里6〕

(2)ハナマンテン ⇒ 窒素成分量 2kg/10a 

 茎立期直前に実施しましょう。

 <施肥例> けやきハイパワーMAX 20kg/10a

ポイント2  「排水溝の補修」が大切!!

(1)必ず排水対策を実施しましょう。

 今後、大雨が予想されます。湿害による生育不良で収量・品質が決まります。

 排水溝を補修して、排水路と連結しましょう。

ポイント3  「麦踏み」は、過繁茂を抑える等の重要な作業!!

(1)茎立期前までに、麦踏みを実施しましょう。

 前回から10日~2週間空けて実施します。ただし、土が湿っている場合は、麦踏みは避けましょう。

 「麦踏み」は、①根張りを良くする ②過繁茂を抑える ③無効茎を淘汰し、強い有効茎を確保する等の効果があり、重要な作業です。