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地域の農家さん紹介

2代目の花き農家 キンギョソウの魅力を多くの人へ伝えたい
新品種の栽培にもチャレンジ
川越市 北田島 内田 康裕 さん

出荷作業に励む内田さん。丁寧に箱へ詰めていきます。

――就農当時と現在の状況を教えてください。

就農して8年目を迎えました。現在、父と母の3人でキンギョソウを中心に栽培しています。耕作面積はおよそ40アール。今年もここまで順調な生育を見せており、5月下旬まで首都圏の市場に出荷しています。
キンギョソウの栽培は父がはじめ、私で2代目になります。父から栽培のノウハウを教えてもらいながら、今ではオリジナル品種にも取り組んでおり、苦労はありますが楽しみながら栽培しています。
キンギョソウを栽培する生産者は、ほかの品種と比べて少ないため、全国の花き生産者らとの情報交換はとても大切にしています。

「八重咲き」のキンギョソウ。SNSの投稿をキッカケに人気の品種です。

――栽培する上で、大切にしていることは何ですか?

1つは「良い土づくり」です。シーズンを終えると、肥料を均等に蒔くためハウス内をキレイにリセット・・・・します。根が強く、健康的なキンギョソウを栽培するためにとても重要な作業です。2つ目は「毎日花の状況を確認すること」。父から厳しく言われており、何万本もの花の生育状況を細かく観察しています。こうした中、先日1つだけ咲き方の違うキンギョソウを発見しました。これを新たな品種として広めようと、現在試作栽培に奮闘しています。
今後も父の背中を追い掛け、キンギョソウの魅力をより多くの方に楽しんでもらえるよう、良質なキンギョソウを栽培していきたいです。