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地域の農家さん紹介

トマト栽培20年。父の教えを受け継ぐこだわり栽培
トマトは、甘味と酸味のバランスがポイント!
狭山市 柏原 片木 耕作 さん

「この味をしっかりと守っていきたい」と話す片木さん。出荷作業にも力が入ります。

――就農した当時と現在の状況を教えてください。

現在、父と母の3人で農業を営んでいます。およそ1.3ヘクタールの面積で季節野菜を中心に栽培し、JA農産物直売所「あぐれっしゅげんき村」をはじめ、市内の量販店などに出荷するとともに、庭先でも販売しています。
子どもの頃から農業に慣れ親しんできた私にとって、農業を継ぐことは自然な流れでした。この春、就農して20年の節目を迎えましたが、振り返えってみると当初は苦労の連続で、父の作業を見よう見まねで必死になって取り組んでいました。今ではその父の教えをしっかりと受け継ぎ、一生懸命農作業に励んでいます。

トマトの収穫。片木さんのトマトは、しっかりとした実が特徴です。

――受け継がれたトマト栽培。その秘訣とは?

夏場のこの時期は、トマト栽培に大忙しです。良質なトマトをお届けするため、ひと手間加えることを惜しみません。我が家では、ハウス内に稲わらを敷き詰めて地温を保ち、土壌の乾燥を防いでいます。また、トマトの実を日差しや高温から守るため、あえて葉の内側に実がなるよう、支柱の立て方にも工夫を凝らしています。トマトは、甘味と酸味のバランスがポイント!そのため、水やりの量にも細心の注意を払っています。
農業は、こだわりを持って取り組むことが重要です。「美味しかった!」と、皆さんから頂くこのひと言のために、これからも頑張っていきます。